緊急避妊薬アフターピルの効果と副作用は?他のピルでも避妊できる?

2025.01.11

緊急避妊薬アフターピルの効果と副作用は?他のピルでも避妊できる?

妊娠を希望していないにも関わらず避妊をしなかった場合や、コンドームが破けて避妊に失敗してしまった場合「妊娠したらどうしよう」と不安になりますよね。

性行為後72時間以内に緊急避妊薬アフターピルを服用することで、85%以上の確率で妊娠を防ぐことができます。

この記事では、アフターピルの種類ごとの避妊率や副作用、薬局での購入方法についても詳しく解説します。

服用にあたっての疑問点もまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

性行為後の緊急避妊に使える!アフターピルとは

アフターピルとは、避妊せずに性行為をしてしまった場合に服用する「緊急避妊薬」です。

服用のタイミングが早いほど妊娠阻止率が高くなるのが特徴で、性行為後24時間以内に服用した場合、約95%以上の確率で妊娠を防ぐことができます。

日常的な服用で避妊効果を得られる低用量ピルとは異なり、アフターピルは性行為後に緊急的に服用することで妊娠を防げるため「最後の避妊手段」とも呼ばれています。

参考:日本産科婦人科学会 「緊急避妊法の適正使用に関する指針」

排卵後は意味ない?アフターピルの仕組み

排卵前後の作用

アフターピルは排卵を止めて受精を防ぐ作用があるため「排卵後の服用では意味がないのでは?」と思う方も多いでしょう。

実際に、排卵前の服用よりは効果が低くなると言われることもありますが、排卵後でも一定の効果は得られるとされています。

ここではアフターピルの「排卵前」と「排卵後」の作用について解説します。

参考:日本産科婦人科学会 「緊急避妊法の適正使用に関する指針」

排卵前

排卵前にアフターピルを服用することで、排卵をストップまたは遅らせることが可能です。この効果は服用後すぐに現れ、服用から5~7日間持続します。

精子は、女性の体内で最長で3~5日間程度生存できるとされているため、服用前に性器内に侵入した精子は、その間に受精能力を失うことが期待されます。

排卵がなければ受精や着床は起こらないため、妊娠を防げる仕組みになっています。

参考:日本産科婦人科学会 「緊急避妊法の適正使用に関する指針」

排卵後

受精が成功すると、次のステップとして着床が行われます。着床するためには、子宮内膜が厚く、健康な状態であることが重要です。

アフターピルには、子宮内膜の状態を変化させて、内膜を薄くする作用があります。これにより、排卵後でも受精卵の着床を防ぐことが可能になります。

低用量ピルでは代用できない!アフターピルと他のピルとの違い

低用量ピルでは代用できない!アフターピルと他のピルとの違い

一般的にピルと言えば、低用量ピルを思い浮かべる方が多いでしょう。

性行為後、緊急的に服用するアフターピルとは異なり、低用量ピルは毎日1錠服用することで排卵が抑えられ、ほぼ100%に近い確率で避妊効果が得られる薬です。

避妊だけでなく、子宮内膜症や月経困難症、PMS(月経前症候群)の改善にも効果があります。

女性ホルモンの種類や含有量も異なるため、アフターピルを低用量ピルで代用することは出来ません。

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アフターピル 低用量ピル 中用量ピル 超低用量ピル ミニピル
ホルモン含有量 緊急避妊用の高用量ホルモン エストロゲン量が少ない(0.03~0.035mg程度) エストロゲン量が中程度(0.05mg以上) エストロゲン量が非常に少ない(0.02mg以下) エストロゲン含有なし、プロゲスチンのみ
主な用途 緊急避妊のみ 避妊、月経不順の改善、子宮内膜症の改善、ニキビ治療 生理日の移動、月経困難症の治療、緊急避妊 避妊、月経周期の改善 避妊(授乳中やエストロゲンが使えない場合)
服用頻度 緊急時にのみ1回の服用 万が一(数年単位)での摂取が可能 一時的な使用が多い(特定の治療や生理調整) 長期間の服用が可能 毎日服用
副作用の頻度 一時的な副作用の可能性がある 一般的に副作用は少ない 低用量ピルより副作用が出る可能性が高い 副作用が少ない傾向 副作用が少ないが、不正出血が発生することがある
避妊効果 非常に高い(95~98%:性行為後に摂取、時間依存) 高い(99%:性行為前に摂取) 高い(99%:性行為前に摂取) 高い(98~99%:性行為前に摂取) 高い(95~99%:性行為前に摂取)
  • ※低用量ピル・中用量ピル・超低用量ピル・ミニピル:性行為前に継続的に摂取することで避妊効果が期待できます。
  • ※アフターピル:性行為後に服用する緊急避妊薬で、服用が早いほど避妊効果が高く、時間経つと効果が低下します。

アフターピルの種類と効果

アフターピルは、主成分の違いによって、主に3つの種類に分けられます。

・レボノルゲストレル法
・ウリプリスタール法
・ヤッペ法

レボノルゲストレル法の場合は72時間以内、ウリプリスタール法の場合は120時間以内など、種類によって服用方法や妊娠阻止率に違いがあります。

項目 レボノルゲストレル法 ウリプリスタール法 ヤッペ法
主成分 レボノルゲストレル ウリプリスタール酢酸 高用量のエチニルエストラジオール + ノルゲストレル
服用方法 性行為後72時間以内に1回服用 性行為後120時間(5日)以内に1回服用 性行為後72時間以内に1回服用、その後12時間後に1回服用
避妊成功率 約85%~90% 約95% 約70%~80%
効果の持続時間 性行為後72時間まで効果的だが、早く服用するほど効果的 性行為後120時間まで効果がある 72時間以内で早めに服用するほど効果が高い
副作用 吐き気、頭痛、月経不順など 頭痛、月経不順など 吐き気、嘔吐、頭痛、乳房の痛みなど
薬の種類 ノルレボ
レボノルゲストレル
エラ
エラワン
プラノバール

最も一般的!レボノルゲストレル法

レボノルゲストレルの働き

レボノルゲストレル法に基づく避妊薬には、
・ノルレボ
・レボノルゲストレル
などがあります。

最も一般的な緊急避妊法で、性交後72時間以内に1回服用することで、80~85%の確率で妊娠が阻止できる(24時間以内なら95%以上)とされています。

後述するヤッペ法と比べても副作用が少なく、安全性が高いのが特徴です。

72時間以内を過ぎた場合には妊娠阻止率が約63%まで下がると言われていますが、72時間を超えたからと言って効果がなくなるわけではありません。妊娠の可能性を完全になくすことはできませんが、可能性を下げることはできるとされています。

参考:日本産科婦人科学会 「緊急避妊法の適正使用に関する指針」
参考:あすか製薬株式会社「レボノル錠1.5mg」

120時間まで有効!ウリプリスタール法

エラの働き

ウリプリスタール酢酸を主成分とする緊急避妊法には、
・エラ
・エラワン
などの種類があります。

性行為後72時間以内に1回服用することで、妊娠を阻止できる確率は85%から97%前後という高い確率で妊娠が阻止できるとされています。また、120時間(5日間)以であれば85%の確率で妊娠が阻止できます。

上述したノルレボゲストレル法と同様に、副作用が少なく、他の方法よりも長い時間効果を得られることが特徴です。

今は推奨されていない!ヤッペ法

ヤッペ法とは中用量ピル*(プラノバール)を使った緊急避妊法です。

性行為後72時間以内に2錠、その12時間後にさらに2錠服用することで、70~80%の確率で妊娠を阻止できます。

この方法のメリットは比較的安価であることですが、上記2つのアフターピル(レボノルゲストレル法やウリプリスタール法)よりも妊娠阻止率が低いというデメリットもあります。

かつては緊急避妊の主流な方法でしたが、吐き気や嘔吐などの副作用がおこりやすく、安全性と有効性の観点からから、現在はあまり推奨されていません。

*中用量ピル…低用量ピルよりも含まれるエストロゲン(女性ホルモン)の量が多いピルで、現在は生理日の移動を目的に処方されることが一般的です。

参考:日本産科婦人科学会 「緊急避妊法の適正使用に関する指針」

避妊が成功したかが分かる「消退出血」生理との違いは?

避妊が成功したかを確かめる方法の1つとして「消退出血(しょうたいしゅっけつ)」があります。

消退出血とは、アフターピルによって子宮内膜が薄くなり、突発的に剥がれ落ちることによって起こる出血です。アフターピル服用後、一般的には数日から~2週間の間に見られることが多いです。

避妊が成功したかを見極めるための方法の1つであり、国内臨床試験によると、46.2%の方に消退出血が見られたとの報告もあります。

ただし、排卵後に服用した場合は、消退出血が起こらないまま生理が来ることもあります。

参考:日本産科婦人科学会 「緊急避妊法の適正使用に関する指針」

生理との見分け方

消退出血と生理はタイミングが近く、見分けがつかないこともあります。ここでは生理との違いを解説します。

生理は、通常の生理周期に基づいて3~7日程度出血が続きます。生理痛や気分の変動などを伴うこともあるでしょう。

一方で、消退出血は服用後数日から2週間の間に起こり、期間は2~5日とやや短めです。生理よりも量が少ないことが特徴です。

項目 消退出血 生理(月経)
出血のタイミング アフターピル服用後、数日以内に発生することが多い 通常の生理周期に基づいて発生(例:28日周期)
出血の量 通常、少量または軽いことが多い 中量から多量の場合が多い
出血の期間 2~5日程度(比較的短い) 通常3~7日間
明るい赤色または茶色がかった色 明るい赤色から暗い赤色
痛み(腹痛など) 軽度の痛みがあることもあるが、通常は少ない 下腹部の痛み(生理痛)が伴うことが多い

アフターピル服用後、生理が遅れることはある?

アフターピルを服用すると、ホルモンバランスが崩れて生理周期が乱れることがあります。

WHOの試験によれば、アフターピル「レボノルゲストレル錠」を服用後、80%以上の女性が予定月経日の前または2日後以内に月経があり、95%が予定日の7日後以内に月経があったとされています。

月経周期が乱れたとしても、その後きちんと生理が来れば、妊娠していないと考えて問題ないでしょう。

アフターピルの避妊率は100%じゃない!

アフターピルの妊娠阻止率は100%ではありません。

レボノルゲストレルの避妊成功率は、服用のタイミングによって次のように変化します。

アフターピルの避妊率は100%じゃない

時間が経過するほど、避妊成功率は低下していくことが分かります。

また、アフターピル服用後は排卵の時期がずれるため、服用後に避妊なしで性行為を行うと、妊娠の可能性が高まることがあります。

消退出血も見られない、または生理がこない場合には、妊娠の可能性を考慮し、早めに産婦人科を受診することをおすすめします。

アフターピルの選び方のコツ

以下のポイントをチェックすることで、自分に合ったアフターピルが見つけやすくなります。

項目 レボノルゲストレル法 ウリプリスタール法 ヤッペ法
①服用時間と効果の持続 性行為後72時間以内(できるだけ早く服用が推奨) 性行為後120時間(5日)以内 性行為後72時間以内(12時間間隔で2回服用)
②副作用 吐き気、頭痛、月経不順など 吐き気、頭痛、月経不順など 吐き気、嘔吐、頭痛、乳房の痛みなど
③価格帯 約6,000円~10,000円 約8,000円~20,000円 約3,000円~5,000円

①服用時間と効果の持続

服用から効果が期待できる時間の目安を確認しましょう。

レボノルゲストレル法は72時間以内、ウリプリスタール法は120時間以内の服用で高い効果が期待されます。

②副作用

中用量ピル(プラノバール)によるヤッペ法は、レボノルゲストレル法やウリプリスタール法に比べ、吐き気や不正出血などの副作用が出やすいとされています。

体質に合わせて、副作用についても考慮しましょう。

③価格帯

ヤッペ法(プラノバール)は他の方法に比べて比較的安価で提供されていることが多いですが、72時間以内に2錠、さらに12時間後に2錠の服用が必要です。

価格と服用方法を合わせて検討しましょう。

医師に相談する際のチェックポイント

アフターピルの処方を受ける際には、問診で以下のようなことを確認されます。

①最終月経の時期とその期間
②予測される排卵日
③避妊せずに行われた性行為の日時 等

さらに以下のチェックポイントを押さえておくと、適切な診断やアドバイスが受けられるでしょう。

参考:日本産科婦人科学会 「緊急避妊法の適正使用に関する指針」

①自身の体質や持病を伝える

重篤な肝障害や、心疾患、腎疾患のある方は、ピルによって症状が悪化する場合があります。

また、過去にホルモン薬でアレルギーや過敏症が出たことがある方も、医師に必ず伝えましょう。

参考:日本産科婦人科学会 「緊急避妊法の適正使用に関する指針」

②服用中の薬やサプリがあれば伝える

他の薬やサプリメントとの併用は、アフターピルの効果を弱める可能性があるため、現在服用中のものをリスト化にして医師に伝え、飲み合わせに問題がないか確認しましょう。

特に以下の薬剤を服用している方は、事前の確認が必要です。

・肝の薬物代謝酵素を誘導する作用のある薬剤(例:セント・ジョーンズ・ワート含有食品)
・抗けいれん剤
・HIVプロテアーゼ阻害剤 など

③疑問点や心配事などの解消

次の生理への影響や、アフターピルによる副作用、服用のタイミングについて心配事があれば、直接医師に確認しましょう。

アフターピルの副作用

アフターピルは、女性ホルモンを急激に変化させるため、吐き気や頭痛、不正出血などの副作用が見られることがあります。

日本産科婦人科学会によると「国内での使用成績調査では、レボノルゲストレル錠を服用した約8%の方に副作用が見られる」と報告されています。

ここでは具体的な副作用と対処法について解説します。

参考:日本産科婦人科学会 「緊急避妊法の適正使用に関する指針」

吐き気・嘔吐

吐き気は全体の約3.6%に現れるとされています。吐き気があっても、嘔吐が見られることは1%以下とほとんどありません。

ただし、2時間以内に吐いてしまった場合には、再度服用が推奨される場合があります。必ず医療機関に相談しましょう。

また、空腹時にアフターピルを服用すると吐き気が強まることがあります。軽く食事をとったあとに服用すると、胃が落ち着きやすくなるでしょう。

参考:緊急避妊法の適正使用に関する指針

頭痛や眠気

国内での使用成績調査では、約1%の方に頭痛や眠気が見られたと報告されています。

頭痛が起こる理由としては、急激なホルモンバランスの変化によって体が負担を感じ、休息を必要とするためだと考えられています。
市販の頭痛薬の使用は問題ないとされていますが、服用方法は注意しましょう。

また眠気が気になる場合には、夜間に服用したり、日中にカフェインを取り入れて眠気を和らげるなどの工夫をすることで、日常生活への影響を軽減できるでしょう。

参考:緊急避妊法の適正使用に関する指針

不正出血や胸の痛み・張り

国内での使用成績調査では、アフターピルを使用した方の中で1.3%の方に不正出血が、2%の方に胸の痛みや張りが見られたと報告されています。

これらの症状は、月経周期が乱れたり乳腺が刺激されることによって引き起こされると考えられています。

ほとんどの場合、症状は軽度ですが、もし1週間以上続くようであれば医師に相談することをおすすめします。

胸の張りや痛みについては、温湿布を当てたり、湯船にしっかり浸かることで緩和することがあるので、試してみると良いでしょう。

参考:緊急避妊法の適正使用に関する指針

アフターピルが不妊に繋がることはある?

「アフターピルの服用は不妊につながるのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、結論として、アフターピルが不妊の原因になることはありません。

アフターピルは平均5~7日間作用が続くとされており、一時的に排卵を抑制したり、子宮内膜に変化をもたらすことによって、受精卵の着床を防ぐ働きを持っています。服用後数週間経過すれば、体が元の月経サイクルに戻ります。

過去にアフターピルを服用したからと言って、それが不妊につながるとは考えられていません。

アフターピルはどこで買える?薬局で購入する方法も

アフターピルは医療用医薬品であり、処方を受けるには医師のカウンセリングが必須です。原則、マツキヨ等の薬局において市販での購入はできません。

産婦人科での対面診療またはオンラインで処方を受けることが一般的ですが、現在一部薬局では、処方箋なしで購入できる試験販売が行われています。

①医療機関(産婦人科)での対面診療

アフターピルを購入したい場合には、一般的には産婦人科を受診する必要があります。

受診時には最終月経や月経周期、避妊が行われなかった性行為があった日などが確認され、その人の体質や状況に合ったアフターピルが処方されます。

アフターピルは医療用医薬品であるため、処方を受けるには医師のカウンセリングが必須です。診察なしに、アフターピルだけをもらうことはできませんので、注意が必要です。

②オンライン処方

現在では、初診からオンライン診療を受けられるクリニックも増えてきています。

自宅から診察を受けることができ、好きな時間に予約することが可能になりました。

特に東京都内では、バイク便を利用して当日中にアフターピルを届けてくれるクリニックもあります。

急ぎでアフターピルを手に入れたい方や、忙しくて病院に行く時間がない方にとって、とても便利な選択肢と言えるでしょう。

一部の薬局では試験販売を行っている!

アフターピルは、性行為後に服用するまでの時間が早ければ早いほど妊娠阻止率は高くなるのが特徴です。

今後、望まない妊娠を避けるためには、女性が処方箋なしに、薬局で緊急避妊薬を購入できる仕組みが重要です。

現在、国では一部薬局で試験的に販売を行っており、この調査研究に参加することで、処方箋なしでの購入が可能です。

参考:厚生労働省 公益社団法人日本薬剤師会「緊急避妊薬試験販売」

個人輸入(通販)には注意が必要!

インターネットから通販でアフターピルを購入することは、「個人輸入」に該当します。

医療機関を受診するよりも安価で手に入ると考えられがちですが、安全性や効果が確認されていない薬である可能性があるため、注意が必要です。

緊急避妊の効果が得られないだけでなく、健康被害を引き起こしたり、クレジットカード情報が漏洩するなどのトラブルに巻き込まれるリスクもあります。

参考:厚生労働省 医薬品を海外から購入しようとされる方へ

アフターピルは保険適用になる?

結論から言うと、アフターピルは保険適用外であり、全額自己負担で購入する必要があります。

理由は、妊娠自体が病気ではないと考えられているためです。アフターピルは性行為後に服用することで排卵を抑制し、受精卵の着床を防ぐ薬です。病気の治療を目的とした薬ではないため、保険は適用されません。

アフターピルの値段

アフターピルの値段の目安は以下のとおりです。

薬名 主成分 料金の目安(円) 服用方法
ノルレボ レボノルゲストレル 約8,000〜15,000円 性行為後72時間以内に1錠服用
レボノルゲストレル レボノルゲストレル 約6,000〜10,000円 性行為後72時間以内に1錠服用
エラ ウリプリスタール 約8,000〜20,000円 性行為後120時間以内に1錠服用
エラワン ウリプリスタール 約9,000~20,000円 性行為後120時間以内に1錠服用
プラノバール プロゲステロン 約3,000〜5,000円 性行為後72時間以内に2錠、12時間後にさらに2錠服用

レボノルゲストレルは6,000円~10,000円程度、エラは8,000円~20,000円が目安です。

エラやエラワンは、性行為後120時間以内の服用で高い妊娠阻止率が得られるため、レボノルゲストレルやノルレボよりも値段が高くなっています。

プラノバールは安く購入できる傾向にあり、約3,000円~5,000円の自己負担額で購入可能です。

その他、検査等を行った場合には別途料金がかかるケースもあります。薬代以外は無料のクリニックもありますので、事前にホームページ等で確認しましょう。

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Q&A

Q1.アフターピルの代わりとして市販されているものはある?

アフターピルの代わりとして市販されているものはありません。

定期的な避妊目的としては、低用量ピルやミレーナ(IUD)が代替手段としてありますが、緊急避妊としての使用はできません。

Q2.アフターピル服用後、性行為はいつからしていい?

アフターピルを服用後は、すぐに性行為を行っても問題ありません。

ただし、アフターピルによって排卵の時期がずれて妊娠する可能性があります。他の避妊方法(低用量ピルやコンドーム)を併用しましょう。

Q4.アフターピルは繰り返し使用できる?

アフターピルは緊急避妊薬であり、繰り返し服用することは推奨されません。

頻繁に使用すると、ホルモンバランスが崩れ、生理周期が乱れる可能性があります。
定期的な避妊を希望する場合は、低用量ピルなどの他の避妊方法を検討してください。

Q5.アフターピルを服用できない人はいる?

アフターピルは、妊娠中や授乳中の女性、重度の肝疾患や血栓症のある方には服用できません。

また、特定の薬を服用している場合も効果が減少することがあるため、事前に医師に相談することが重要です。
参考:緊急避妊法の適正使用に関する指針

Q6.アフターピルと人工妊娠中絶薬と同じ?

生殖医学の領域では、妊娠は受精の時点ではなく、着床の時点で成立すると規定されています。

アフターピルは排卵の抑制や子宮内膜の変化によって受精卵の着床を防ぐ薬であるため、人工妊娠中絶薬とはみなされていません。

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